Reikaの徒然草(改)

つれづれなるままに…ヅカ感想メインのブログ。ヅカ以外のことも語るよ。

花園のフェニックス ラストステージ ー轟悠 退団ー

あの涙は実はこれを控えていたからなのか、と今にして思う。

先日の71期35周年の記念ディナーショー、テトラヴォイスの配信で、相当に珍しい、轟悠の涙、というものを私は見ました。

 

ちょうど悠様の声が不調すぎて、それと久々の同期との共演で気が高ぶって、さすがの悠様にもこみ上げるものがあったのかな、と思っていたけど、もしかしたら、自分の宝塚キャリアの区切りの事もあってこみ上げてくるものがあったのかな…とも。

(人の気持ちのことなので、想像の域を出ませんが)

 

kageki.hankyu.co.jp

 

(実は理事から特別顧問になっていたのもつい最近知った)

宝塚にいることが当たり前過ぎて特にこれまで何も触れてこなかったけど、実は専科含む6組のトップスターないしそれに相応する立場のメンバーの中で誰が一番贔屓?って聞かれたら間髪を入れずに「轟悠」って言えるくらい、「轟悠」という存在を愛してます。

私は宝塚ファンになってちょうど10年ほど経つので、もちろん既に悠様は理事という立場でしたが、正統派の美貌の持ち主が大好きな私は、機関誌等で見る悠様の美貌に一発でやられ(笑)、我がバイブル「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」の悠様の美貌がもう「様」をつけなければ申し訳ないような気持ちになり(笑)、いつしか我が家の中では「轟悠」は「悠様」に昇格してました。

 

生で観ることができたのは、

・第二章

・双頭の鷲

ドクトル・ジバゴ

凱旋門

・パパ・アイ・ラブ・ユー

チェ・ゲバラ

と決して多くはないのですが、「双頭の鷲」の美しさは今でも忘れることができないし、「パパ・アイ・ラブ・ユー」の終演後の客席のいい意味での盛り上がり、ざわつきはなかなか経験できないものでした。

 

凱旋門」に関しては…以前作品・再演に関する愚痴を書いてしまったのですが(笑)、それでも悠様自身の演技の熱の入り方は回を重ねるごとに増していった。

 

トップスター時代の作品は映像なんだけれども、ノバ・ボサ・ノバの色香にはやっぱりクラクラするし、パッサージュの硬質なまでの美は戦慄さえ覚えるし、初演の凱旋門の美しさは言葉にしようもない。なのにTCAで71期でワチャワチャし、コギャルに化けた悪夢余興はとても愉快で可愛かった。

トップスターになる前の、意外と愛嬌で売っていた時代も好き。一路さんとユキさんと3人で悪ふざけしているのもかわいい。

 

大劇場公演で退団させてあげて、というコメントも数多くあって、私も気持ちとしてはそう思うけど、この間のテトラヴォイスや凱旋門を見てると、正直3ヶ月前後の公演を、しかも芝居・ショーともに出て、サヨナラショーも、ってやると、かなり厳しいものがあるんじゃないかな、っていうのが私の印象。

せめてどこか宝塚・東京とで1日ずつでいいから大劇場でサヨナラショーだけやって、緑の袴でご挨拶してくれないかなー、と思ったりする(とてつもないプラチナチケットになりそうだけど)。

ある意味宝塚が元の時代に戻るだけ、5組のトップコンビが公演を粛々と行う、っていう時代に戻るだけなんだけど、なんだかとても不思議な感じ…。

一番の贔屓がやめることになったけれども、実感として沸かず、悲しみより、今はただただ不思議でしょうがない。

 

ひとまず、35年間も男として生きたタカラジェンヌ人生、お疲れさまでした。

夢を与えてくれて、ありがとう🌹

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