Reikaの徒然草(改)

つれづれなるままに…ヅカ感想メインのブログ。ヅカ以外のことも語るよ。

とにかく音楽家トリオが可愛い!音楽家トリオオタクの戯言 ーfff 歓喜に歌え!感想②ー

いつぶりでしょうか?(fffの感想書いたの2月らしいよ)

キャスト感想書く書く詐欺状態になっていたので、いい加減書こうと思います。

(毎日の出勤を強いられてるせいで、ほんと書く暇なかった。マジでタブレット買おうかな)

 

だいもん@ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン

キャスト感想書こうかな、と言ったそばからアレですが、ベートーヴェンに関してはだいもんがどう演じる、っていう領域を通り越してしまっているような気がします(笑)。もちろん役を当てられているから、ベートーヴェン、という役を演じているんだけど、ヌードルスとか貫一郎さんとか、ドン・ジュアンを演じているときはその役を見事に演じおおせているんだけど、(っていうかこの役のセレクト何?(笑))、ベートーヴェンに関しては、公演のたびに周りの役者が「望海風斗」という役者を追い詰め、痛めつけ、それによって生み出された感情をベートーヴェンという役の中に落とし込んでる、っていう感じなので、この芝居好き・嫌いという域では判断ができないんだよね(笑)。役としてはヌードルスとかドン・ジュアンを演じているだいもんのほうが好き(笑)。ただ、このfffという作品はだいもんの歌、声、音楽なしでは成立し得ないので、その意味では最大級のアテがきだと思います。

 

まあやちゃん@謎の女

今回最大級のMVP!まあやちゃんのやってきた役の中では間違いなく一番好き!

この作品自体謎の女の仕上がり方にすべてが委ねられているので、まあやちゃんのプレッシャーはすごいものだったと思いますが、さすがまあやちゃん。おのれが芝居の場をすべて掌握しているのを把握しつつ、それでいて娘トップという範疇を超えない絶妙なバランス。まあやちゃんって、歌声も然ることながら、私が注目しているのは台詞の声の美しさ。特に本作においてはかなりセリフを発するときの発声に注力している感があり、歌っているときよりも話している時の声に耳が行く。

台詞の声までも美しい娘役ってなかなかそういなくて、必ずしも歌える娘役=台詞の声が美しい娘役、じゃないところも興味深いところ(ただ、歌える人のほうが、芝居のときの発声とかに気を回す余裕があったり、声のコントロールができる事が多いから、それで歌うまさんのほうが発声が良い率は高い)。

娘役に本来求められる可愛らしさ、儚さなどをすべてかなぐり捨てた末に見える、人として(いや、この役、人なのか?(笑))の可愛らしさ。だいもんとの夫婦漫才のようなやり取りは毎度可愛くてツボでした。

 

さきな@ナポレオン・ボナパルト

今回のMVPその②。上田久美子哲学を語らされている重要な役どころ。

感想①でも語りましたけど、ほんとこの作品でナポレオンが2番手であるのは異質。彼自身はほとんどベートーヴェンの妄想の存在に過ぎない。ある意味「翼ある人々」における「ベートーヴェン?」に近いポジショニング(そして「ベートーヴェン?」は2番手ではない)。

まずベートーヴェンを題材に自由に作品を作ってみてー、と劇作家の面々に頼んでみて、2番手ポジにナポレオンを割り振る劇作家が果たしてどれほどいるのか、というものですよ。しかも、このナポレオンはナポレオンであってナポレオンではない。フィクションに出てくるようなナポレオンではなくて、あくまでだいもんのベートーヴェン、という究極の色眼鏡を通したナポレオンとなるから、だいもんの感情・空気を読みつつ、なおかつ自分のナポレオン像を作り上げなければいけない。しかもナポレオンの仮面をつけながら作者の哲学を怒涛のごとく語らされる(笑)。配役からしてくーみんの好みモロ出しだなあと思いつつ(「星逢」の肝となるちょび康もさきな)、ばっちしくーみんの信頼・期待に答える成果。次代としてももうなんの不安もありませんな。

 

なぎしょ@ゲーテ

もともとの公演解説ってゲーテも中心で上げてたかなー?なんか初見時に記憶ないんだよな(多分上がってたら頭の隅っこには残りそう)。

実際にベートーヴェンゲーテに会った時は、もうそこそこゲーテが老紳士の頃なので、作中の美しいゲーテは完全なるフィクション。

最初、この役は「春雷」に主演したなぎしょへのサービス配役かな、と思いました。でも「知(智)」というもので人々の精神を耕す、という概念で作られているこの作品において、「知」の象徴、全知の存在としてのゲーテは、この作中では出てこない、ある意味でのこの作品の「神」。だからゲーテもある意味役作りというものを語りにくいのですが(笑)、退団するなぎしょにはこの上ない餞となる美しい役でした。

 

あーさ@ゲルハルト

生で観劇時は音楽家トリオを追っかけ回してたので、実はあんまり観てなかった(爆)

ただ、ひたすら青年ルイとの絵面が美しいなぁ、萌えるなぁ、あみちゃんがあーさに洗脳されてるように見えるなぁ(それが良き)と思ってたけど、その萌えの要因が今ひとつ自分でもよくわかってなかったんですが、こちらの方のツイートで、ようやく納得。

 言われてみるとたしかにゲルハルトってルイが望んできたものを全部手に入れてるんですよね。人のためになる立派な仕事、裕福な生活、申し分ない理想的な妻。しかも偶像崇拝的な「英雄」ナポレオンとか、「全知」ゲーテと違って身近な憧れ、その気になればすぐに手に入りそうな理想の存在、それがゲルハルト、という存在。そう考えるとかなり重要な存在。ゲルハルトという役に癖がないのも、ルイがなりたかった憧れの姿だから。理想の存在だから素敵な姿しか出てこない。だから、ロールヘンを失い、人間的な感情をルイにぶつけてくるゲルハルトをみて、多分ベートーヴェンは感情が初めて混乱したんじゃないかな、って思う。そう考えるとこの関係もなかなか萌えだね。

 

まなはる@ヘンデル、みちる@モーツァルト、あがた@テレマン

来た、本題!(笑)

や、もうこの3人が可愛くて、これ観たくて毎公演通ってたようなとこある(笑)。

もう特に東京に来てからのみちるとあがたの絡みが可愛すぎて、もうキュンが止まらなくて、Twitterでも毎日検索かけてる始末(笑)。私が観に行った回ではみちるの羽根ペンをあがたが教育的指導(笑)のために取り上げてるし(その後返すし(笑))、東京の千秋楽は同じ額縁から顔を出すし(笑)、私が観に行ってない回でも持ち物交換するわ、交換した本をみちるが読んで理解ができないわ(あがたがそれをバカにするww)、あがたの頭に羽根ペン刺すわ、あがたの本にみちるが落書きするわで、もう色々ありすぎ(笑)。仲良しが過ぎます、君たち(笑)。

すっかりほっぽりだしてますが、ヘンデル先生も愛らしいですよ(笑)。特にボヘミアのシーンで話を盗み聞きしながら、その内容が深刻になってくると自分の楽譜をそのポッコリお腹とともにきゅーって抱え込むのがもう可愛い可愛い。

 ものすごいあの3人のキャラクターグッズが欲しかった〜。(今から作ってくれても良いんですよ、劇団さん)

 

きらはくん@メッテルニヒ、あすちゃん@サリエリ

私の大好き、雪94期コンビ(あとあんこちゃんも好き)。

メッテルニヒはこの作中においてはルイの敵なんだけど、でも実はルイの才能を正しく理解し評価もできていると思うんだよね。正しく理解しているからこそ、ルイの才能が愚かで単純な民衆に及ぼす力を恐れているというか。それでいて、全く以てルイの才能を正しく理解できていない王侯貴族や民衆に彼の才能を潰されてしまうことを恐れているようにも。クリエイターの才能ってときに熱狂的にそれを迎え入れていた側が潰しうる可能性があること、その恐ろしさを感じさせました。

きらはくんのクールビューティーな美貌がメッテルニヒの有能さと冷徹さに上手く重なって非常に良きでした。

(作中ルイに辛くあたってきたルイのパパとメッテルニヒがラストの第九で「許しあえるだろう」って歌うのはエモいよね…。)

 

サリエリって創作物において敵だったり無能扱いされたりでとことんトホホな人物なんだけど、今回も違わず(笑)。実際のサリエリは若かりし頃のベートーヴェンの先生をやったりお金のなかったリストの先生も(ほぼ無償で)確かやったり、当時の音楽家たちの大恩人である人物。

今回のサリエリもルイに度外視されるわ、モーツァルトからはしきりに能無し扱いされるわ、といいとこ無しですが(笑)、実は世の中を巧みに生き抜いている政治家っぷりも抜け目なく。音楽家としては凡人かもしれないけれど、こーゆー政治家として優秀な人も世の中には必要で。

 あすちゃんはサリエリという凡才の能天気ぶりと、実は抜け目ない政治家っぷりの塩梅が素晴らしく。私、バイプレーヤーで、月組のちなみとか、雪組のまなはるとか、宙組のりんきらとか大好きなんですが、あすちゃんもいいよなー。

 

一樹さん@智天使ケルブ、希良々うみちゃん、羽織夕夏ちゃん、ひめかちゃん@天使ちゃんズ

とにかく可愛い!(笑)(一樹さん含めて←)

 一樹さんの厳しそうでありながら音楽家トリオたち以外の霊たちには優しいその姿が好きです(突然の告白)。個人的に一番好きなのはラストに謎ちゃんを優しく迎えて送り出す慈愛の微笑みですね。

天使ちゃんズはお顔の可愛さもさることながら美声メンバーで。

お仕事一生懸命感もいいですな。

 

その他

・あゆみお姉さまのロッテとすわっちのウェルテルがいい!特にルイの幻内の二人が、ロッテは死神感に溢れてるし、すわっちの死の幸福感に溢れた表情とか、たまらんですww

(ちなみにすわっちの秘密警察は似合いすぎてて、どうして君はそう弾圧する側が似合うの、ってなったww)

・あんこちゃんの家政婦&ジョセフィーヌも良かった!千秋楽のだいもんの「顔は美人だったのに…」っていうアドリブもあんこちゃんなら納得!

(ちなみに人類の不幸のシーンはあんこちゃんは家政婦で出てきて、そこ、ジョセフィーヌじゃないんだ、ってなったww)

・叶くんの選帝侯!子ルイに笑われても、なにゆえ自分が笑われているのかが理解できていなさすぎて、お育ちがよろしすぎて、ルイを怒ることなくプルプル震えているのが愛らしすぎた!もう大好き!(笑)

・あやくんのルドルフ大公は麗しい!そして、どうして君はワンスに続きいてもいなくても役なんだよ、もう…(泣笑)。あやくんのせいではないとはいえ…。(あやくん好きだよあやくん)

・ひまりちゃんの少年役はほんとにいいなぁ。ドン・ジュアンといい本作といい、自分に呪いを向ける役が似合う似合う。少年ルイが自分に向ける呪いが強ければ強いほど、作品の世界観がヒリついてくる。

・あみちゃんの青年ルイがもう美しい!顔だけじゃなくって、若さと希望に溢れまくって、己の若さと才能に驕るその様がほんとに美しい(笑)。未来しかない、若さゆえの特権、才能ある美青年ゆえの特権に驕るその様、キャラクターが美少年であるところのあみちゃんだからこそ、な役柄。ついでにあーさとの並びは麗しいし、あーさに革命思想に染められていくように見えて、それはそれで萌え…(笑)

 

やー長くなったし、遅くなったねー。最終的に現在2021年7月23日に書いてます。

毎日出勤の強制も終了しました(笑)。

桜嵐記の感想も書きたいし、色々書かなきゃ。

 

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